用語集

【あ】【か】【さ】【た】【な】【は】【ま】【や】【ら】【わ】【a123】

【あ】

  • ■安定型最終処分場

    1廃プラスチック、2ゴムくず、3金属くず、4ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず、5がれき類を埋立対象物とし、雨水などにさらされても変化しない安定した廃棄物で、土壌・砂礫などと同じでなんら環境を汚染しないものを埋立処分するところをいう。

  • ■アスベスト(石綿)

    繊維結晶をした鉱物で、断熱性、耐熱性、電気絶縁性、防音性、耐薬品性にすぐれている。

  • ■一般廃棄物

    主として家庭から出される生ごみや粗大ごみ,オフィスから出される紙くず,飲食店から出される残飯,し尿および浄化槽汚泥 など産業廃棄物以外の廃棄物をいう。一般廃棄物は自区内処理を原則とし、最終的には市町村に処理責任がある。

  • ■エコマーク

    日常生活に伴う環境負荷の低減などを通じて環境保全に役立つと認められる製品の目印として制定されたもの。(財)日本環境協会が実施する。2000年9月よりPCが対象品目となりました。

  • ■エコアクション21

    中小企業等においても容易に環境配慮の取組みを進めることができるよう,環境マネジメントシステム,環境パフォーマンス評価及び環境報告をひとつに統合した環境配慮のツール。幅広い事業者に対して環境への取組みを効果的・効率的に行うシステムを構築するとともに,環境への取組みに対する目標を持ち,行動し,結果を取りまとめ,評価し,報告するための方法を提供している。

  • ■オゾンホール

    フロンの使用等によるオゾン層の破壊が進行することによって,(南極上空等の)オゾン層のオゾンが大きく減少する現象のこと。

  • ■汚泥

    工場廃水等の処理後に残る汚状のもの及び各種製造業の製造工程において生ずる汚状のもので、有機性及び無機性のもの全てをいう。 スラッジ、かす等

  • ■温室効果ガス

    太陽光線によって暖められた地表面から放射される赤外線を吸収して大気を暖め,一部の熱を再放射して地表面の温度を高める効果をもつガスをいう。 温室効果ガスには二酸化炭素,メタン,亜酸化窒素,フロンガス等がある。

【か】

  • ■改正リサイクル法

    正式名称は「資源の有効な利用の促進に関する法律」。 メーカーは、 「使用済物品の発生抑制」「再生資源・再生部品の利用促進」「事業系使用済PCの自主回収と再資源化」が義務付けられます。

  • ■家電リサイクル法

    不要になったテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目を小売業者が有料で回収し、メーカーがリサイクルすることを義務づける法律(2001年4月から施行)。使える部品や素材を再利用するという循環型の製品サイクルをめざしています。 対象となる家電製品 1、エアコン 2、テレビ 3、冷蔵庫・冷凍庫 4、洗濯機 廃棄された対象製品から、部品と材料を分離して、新たな製品の部品又は原材料として自ら再利用したり、部品又は原材料として再利用する者に有償又は無償で譲渡し得る状態にすることを(再商品化)という。 生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的としている。

  • ■紙くず

    新聞、雑誌類、ダンボールの古紙と、製紙産業、出版業、紙加工業等から排出する紙くずに区別される。

  • ■木くず

    建設業、木材・木製品製造業、など様々なところから排出される。紙の原料にすることはほとんどほとんどない。 ・物理的利用 原形のまま (研磨用、ろ過用、吸収用、包装材料、防熱・保温材料、マルチング) 機械加工 (成型物、石膏ボード、セメント製品、繊維壁材、小物製品、コルク、木質粉) ・繊維的利用 機械加工 (木材チップ) 化学処理 (パルプ、ファイバーボード) ・生物学的利用 生物学的利用 (堆肥、土壌改良剤、飼料、食用きのこ等の培養)

  • ■環境家計簿

    ライフスタイルの見直しを目指し,日常生活において,環境に負荷を与える行動や環境によい影響を与える行動を記録し,必要に応じて点数化したり,収支決算のように一定期間の集計を行ったりするもの。 家庭における電力,ガス,水道等のエネルギーや資源の消費量,廃棄物の排出量等を定期的に記録する帳簿等がその例である。

  • ■■環境報告書

    企業などの事業者や団体が、自らの環境保全活動の状況についてとりまとめ、社会に対して示す報告書のこと。

  • ■環境マネジメントシステム

    企業が経営方針の中で環境に関する目標を設定し、計画策定・実施・運用にあたって必要とする組織や責任、実務、手順、プロセスおよび経営資源のこと。その国際規格がISO14001です。

  • ■感染性廃棄物

    医療関係機関等から発生し、人が感染し、又は感染するおそれのある病原体が含まれ、若しくは付着している廃棄物又はこれらのおそれのある廃棄物。

  • ■ケミカルリサイクル

    使用済の物質に化学処理を加えて他の物質に転換し、再利用すること。廃プラスチッ クの油化、高炉原料化、コークス炉原料化などが実用化されています。

  • ■国際エネルギースタープログラム/h4>

    省エネルギー型OA機器につけられるマーク。 日米両政府の合意のもとに実施され、コ ンピュータ、ディスプレイ、プリンタ、ファクシミリ、複写機が対象製品となってい ます。

  • ■グリーン購入法

    正式名称は「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」。 環境物品等への需要転換を促進するため、国・地方自治体、事業者および国民の基本的な責務を規定 したものです。 この法律により、国には、対象物品ごとに定められた比率でのグリーン製品購入が義務づけられています。 また、事業者による情報提供や、環境ラベル等の情報提供体制の構築を図ることが明記されています。

  • ■ゴミ分別

    家庭や事業所などから出るゴミを種類別に分けて排出すること。燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミなどに分けて排出するが、地域によって分別方法は異なる。国の3R政策の推進もこうした傾向の追い風となっている。ごみ分別は、環境問題の中でも最も身近な問題であり、さまざまな取り組みが行われている。

【さ】

  • ■再利用

    不用になったもの(廃棄物)を原形を保ったままで使用することで、もとの用途に使用する場合と、別の用途に使用する場合とがある。(Reuse)

  • ■サーマルリサイクル

    廃棄物を焼却処理し、その焼却熱をエネルギーとして利用すること。一般の可燃ゴミ や廃プラスチックの焼却熱で沸かした温水や蒸気の利用が進められています。

  • ■生分解性プラスチック

    使用中は、通常のプラスチックと同様の機能を発揮し、廃棄後は、自然界の微生物によって 水と二酸化炭素に分解されるプラスチックです。原料は、とうもろこし、小麦、でんぷんや石油です。

  • ■産業廃棄物

    事業活動にともなって生じた廃棄物のこと。廃棄物処理法では、「燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物」などと定められ、原則として事業者自らの責任で適正処理しなければなりません。 “下記の通り20種類ある ●あらゆる事業活動に伴うもの 1・燃え殼 2・汚泥 3・廃油 4・廃酸 5・廃アルカリ 6・廃プラスチック類 7・ゴムくず 8・金属くず 9・ガラスくず、コンクリートくず、及び陶磁器くず 10・鉱さい 11・がれき類 12・ばいじん ●特定の事業活動に伴うもの 13・紙くず 14・木くず 15・繊維くず 16・動植物性残さ 17・動物系固形不要物 18・動物のふん尿 19・動物の死体

  • ■循環型社会形成推進基本法

    製品の製造から排出まで生産者が一定の責任を負う「拡大生産者責任」を一 般原則として盛り込み、廃棄物の最終処分量を削減する。 (1)廃棄物の「発生抑 制(リデュース)」 (2)使用済製品をそのまま使う「再使用(リユース)」 (3)使 用済製品を原材料として利用する「再生利用(リサイクル)」 (4)廃棄物の「適正 処分」—の優先順位を明記。 この法律にもとづく基本計画を政府が2003年10月1日までに策定し、計画の内容を5年ごとに見直すことなどが規定されています。

  • ■水質汚染

    主に産業発展や人間活動の増大により、水質が悪化すること。水は本来、自然循環の過程で浄化されるが、その自然浄化力を上回る量の有機物や有害な物質が循環プロセスに入り込むと、水質汚染が起きる。わが国では、水質汚染を防ぐため、1970年に「水質汚濁防止法」が成立した。

  • ■省エネトップランナー

    省エネルギー法改正により導入された省エネ基準。 特定機器を対象に、エネルギー効 率が現在商品化されている製品の中で最も優れている機器を「省エネトップランナー」 とし、それよりも高い水準を目標値として定め達成目標年度を設定する方式です。

  • ■省エネルギー法

    「エネルギー使用の合理化に関する法律」。 事業者がエネルギーの効率的使用や無駄 使いの排除を推進するための努力義務・判断基準が定められています。 1998年4月の 法律改正によりOA機器に関する省エネ基準として「トップランナー方式」の考え方が導入されました。

  • ■ゼロエミッション

    「エミッション」とは「排出」を意味し、 ゼロエミッションとは、資源循環型社会 を目指した考え方で、あらゆる天然資源の有効活用を目的としています。 さまざまな 産業を組み合わせることによって、投入される生産資源をすべて製品または他の製品の原材料として利用し、究極的に廃棄物ゼロを実現していこうという構想です。

【た】

  • ■トレーサビリティー(Traceability)

    生産、加工、流通の特定の一つ、またはそれぞれの段階で食品の移動を把握できることを、トレーサビリティという。英語のtrace(追跡)と、ability(できること)を組み合わせた言葉で、「追跡可能性」や「生産履歴追跡」と訳される。日本では、牛肉についてトレーサビリティが義務化されており、ほかの食品についても生産や流通の情報を追跡できるようになりつつある。また、一般の製品や廃棄物の分野でもトレーサビリティシステムの整備が進められている。

【な】

  • ■二次電池

    ニッケルやリチウムなど金属化合物による化学反応を利用して電気を作る化学電池の うち、充電によって繰り返し使用できるもののこと。 乾電池のように使い切りの「一次電池」と区別して「二次電池」と呼ばれています。

【は】

  • ■廃棄物処理

    廃棄物が発生してから最終的に捨てられるまでの行為で「保管」「収集」「運搬」「処分」の一連の流れをいう。

  • ■廃酸

    酸性の廃液

  • ■排出ガス

    自動車の走行によって発生する一酸化炭素、炭化水素、鉛化合物、窒素酸化物、浮遊粒子状物質などを含むガス。 大気汚染の大きな原因となっているため、これらの物質の排気規制を含む排出ガス基準が策定されています。

  • ■廃油

    鉱物性油及び動植物性油脂に係るすべての廃油。平成16年度約331万t排出されており、このうち96%が再生利用又は減量化処理されています。

  • ■ヒートアイランド現象

    都市独特の局地的気候現象で,人口の都市への集中による大気を冷やす森林や畑の減少,大量の人工熱,放射熱と大気汚染物質の放出等の結果生じた都市の気温が局地的に周辺よりも高く,等温線が島のような形になる (heat island 熱の島) ことからこう呼ばれる。 月平均気温は周辺より1~4℃高く,冬は特に高く,また,最低気温が下がらないため都市の熱帯夜を増加させている。

  • ■ビオトープ

    ドイツ語で 「ビオ」 は生物,「トープ」 は場所を指し,「野生生物の生息空間」 を意味する。 なお,ビオトープは,生態学的には生物の生息に必要な最小単位の空間のこととされている。 一般にはトンボ池などある程度のまとまりのある生息地としてやや緩やかな意味で使われ,さらに地域的な広がりをもつ生息空間などとして幅広く使われる場合もある。

  • ■プラスチックリサイクル

    製品としての使用後に廃棄されたプラスチックを再利用すること。 その手法には、プラスチックを溶かすなどして原材料に戻し他のプラスチック製品に再生使用する「マテリアルリサイクル」と、プラスチックを焼却するなどして発生するエネルギーを電気や熱として取り出す「サーマルリサイクル」があります。

  • ■ブルーエンジェル

    ヨーロッパ向けPC製品に対して実施されているドイツ品質保証機関RALによる認証規格です。 規格要求項目は「寿命」「廃製品の返却受け入れ」「リサイクル可能な設計」 その他多岐にわたります。

【ま】

  • ■マテリアルリサイクル

    使用済製品を回収し、原材料として再び利用すること。金属や紙のリサイクルのほか、 最近では廃プラスチックも再度樹脂として再生利用されています。 マテリアルリサイクルは、回収した廃プラスチック類の汚れを落とし、金属等の異物を除去した後、破砕機等で破砕し、種類ごとの原料に戻したり、混合物のまま溶融成形して他の用途に利用することをいい、焼却をせずに循環利用するリサイクルである。

  • ■マニフェスト

    産業廃棄物の排出事業者が処理業者に処理を委託するとき、不法投棄の防止や適正処理の確保を目的として交付する管理票のこと。 従来は医療系廃棄物などの特別管理産業廃棄物に限って義務づけられていましたが、1998年12月1日からすべての産業廃棄物に適用されました。

  • ■燃え殻

    焼却後に残ったもの

【や】

  • ■容器包装リサイクル法

    消費者、自治体、事業者がそれぞれの立場で容器包装(缶、びん、ペットボトルなど) のリサイクルを推進するために、1997年4月に施行されました。容器包装を利用した 中身メーカー、容器包装を生産・販売した容器包装メーカーなどの事業者に再商品化を義務づけ、2000年4月からは段ボールなどの紙容器やプラスチック容器も適用対象となりました。

【ら】

  • ■ライフサイクルアセスメント(LCA)

    ひとつの製品が、製造→使用→廃棄または再生使用されるまで、すべての段階における環境への影響を総合的に評価する方法。東芝では、PC製品の設計段階からLCAを実施することによって環境調和型製品の創出を支援しています。

  • ■リサイクル(Recycle)

    廃棄物を再生使用すること。 一般的には、紙、鉄くず、アルミニウム、ガラスびん、布など有価物の再生使用、不用品交換などのことをいいます。リサイクルの効用として、資源やエネルギーの節約、ごみの減量化による環境保全、ごみ処理費の節約、経済活動の活性化などがあります。

  • ■リデュース(Reduce)

    廃棄物をリユース、リサイクルする前に、発生自体を抑制する手法。 そのためには、原材料の効率的な利用や使い捨て製品の製造・販売等の自粛、製品の長寿命化、環境負荷の高い材料を使用しないことなど、製品の設計・製造段階から流通段階までの配慮が必要とされます。

  • ■リユース(Reuse)

    使用を終えた製品を、基本的な形を変えずに他の利用法で用いること。 リデュース (廃棄物の発生抑制)とリサイクル(廃棄物の再利用)の中間に位置しています。

【a123】

  • ■CSR(Corporate Social Responsibility)企業の社会的責任

    現在、企業に求められる社会的な責任は、従来の経済的・法的な企業の責任を大きく超えた概念にまで広がっており、企業と何らかの利害関係を有する主体として顧客、株主、従業員のほか、取引先、地域住民、投資家、金融機関など多くの主体が含まれるようになってきている。企業にとって、これら利害関係者との関係をこれまで以上に大切にし、具体的かつ実効性のある配慮行動をとることの重要性が増しており、国内では環境への取組状況から企業を選定するエコ・ファンドやより広範な観点から企業を評価する動きが活発化している。

  • ■ISO14001

    国際標準化機構(ISO)による環境マネジメントシステムの認証規格。 企業が環境に対する負荷を減らしていくための努力目標を設定し、そのための人材教育やシステム構築を行った結果を認証機関が認定するものです。 TYPE 。 取得時は第三者認証として登録されます。

  • ■PCB

    ポリ塩化ビフェニールのこと。食塩の電気分解によるカセイソーダの製造において副生される塩素を利用した有機塩素系化合物で、ビフェニールの塩素置換体をいう。変圧器やコンデンサーの絶縁油、熱媒、ノーカーボン紙などに用いられたが、72年に製造禁止になった。PCB廃棄物は、廃棄物処理法で排出事業者に保管が義務づけられている。平成13年6月のPCB特別処置法のより、事業者に対して保管中のPCB廃棄物、使用中のPCB製品の届け出を求めている。

  • ■pH

    pHとは,酸性かアルカリ性かの程度を0から14までの数値で表したもので,水素イオン濃度を表す単位です。 7が中性, 数が小さいほど酸性が強く,数が大きいほどアルカリ性が強いことを示します。 何も溶けていない水のpHは7.0で中性ですが,大気中の二酸化炭素が炭酸イオンとして雨水に飽和状態になった時に,pH5.6を示すため,酸性雨はph5.6以下と定義づけられています。

  • ■PRTR

    「Pollutant Release and Transfer Register」 の略称で,有害性のある多種多様な化学物質が,どのような発生源から,どのくらい環境中に排出されたか,あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し,集計し,公表する仕組み。 日本ではこの仕組みを法制化した 「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」 (PRTR法) が平成12年3月に施行されている。

  • ■3R

    Reduce(ごみを減らすこと)、Reuse(再び使用すること)、Recycle(廃棄物を原料に戻して再利用すること)の3つの頭文字のことをいう。消費者が資源を有効に使用してもらうために何をしていくべきかを表したもの。